コーベルジュを作るのに参考になる、面白い要素、コンセプトがしっかりとした宿を国内外、高級・プチプラ問わずご紹介していきます。
田舎で飲食業、ゲストハウスを開業したい人は必見です!
目次
1「UXUA Casa Hotel & Spa」
ここはブラジルのBahiaという場所にある高級リゾートです。
(出典:UXUA Casa Hotel & Spa Booking.com)
ここはpole poleを作るときに一番参考にしたホテルです。
ここは、バイーアにある500年物歴史のある家々を地元の材料を使って修復したホテルです。
場所が遠いので、中々行けないかも知れませんが、海外のホテルは日本には無い雰囲気があるので、とても刺激になりますよ!
日本だけではなく、海外にも目を向けると面白いですね。
2「遊海哩」
ここは西伊豆の土肥にある宿。
(出典:遊海哩)
世界中を飛び回ったオーナーのセンスあふれる空間、と夕陽が沈む景色が最高。
自然に溶け込むような天然素材の建物で過ごす緩やかなひととき。
手作りのお料理、古伊万里を使った盛り付けなどとても参考になります!
価格もコーベルジュ価格。
是非一度行ってみて下さい。
3「KEEMALA」
ここはタイのプーケットにあるリゾート。
プーケットと言えばビーチが有名ですが、ここは森の中。
他には無いコンセプトとストーリーに、訪れるゲストは引き込まれていきます。
基本は全てメイド・イン・タイ。
タイ人のオーナーがタイの素材、職人、デザイナーと共に作り上げたリゾートです。
(出典:KEEMALA)
日本の面積の2/3は森林。
ここまでのスケール感を出すのは大変ですが、森林を活かした宿は日本でも今後注目されること間違いありません。
4「NIPPONIA」
「アルベルゴディフーゾ(まちやど)」の考え方を踏んだ、町を一つのホテルとして捉えた、古民家を改装し、町全体でにぎわいを作るプロジェクトです。
兵庫県の篠山市や千葉県の香取市などで実際に体験する事が出来ます。
(出典:NIPPONIA篠山城下町ホテル)
(出典:NIPPONIA佐原)
これらはスケール感が大きいのですが、今後の地域創生にとって面白い取組みとなっていくでしょう。
5「Fort Bazaar」
ここは、スリランカのゴールにあるアパートをコンバージョンしたホテル。
17世紀、植民地時代の雰囲気を色濃く残すユネスコに指定された町並みに溶け込むように建つ。
(出典:Fort Bazaar Booking.com)
こんな感じのアパート日本にもありますよね。
日本では、いわゆる「古民家」を改装した宿をやりたい。というイメージの方が多いですが、こういった使われていないアパートも大切なコーベルジュの資産になりますね。
格安で売っているアパートがあったら、考えてみる価値があるかも知れないですね!
6「シラハマ アパートメント」
ここは、千葉県白浜にあった古いアパートをコンバージョンしたとても人気のあった、ゲストハウス、シェアハウス、カフェだったのですが、残念ながら建物の老朽化により閉店。
今は「シラハマ校舎」といって元学校をコンバージョンしてリニューアル移転。
シェアオフィスやレストランなども兼ね備え、今も人気は健在です。
(出典:シラハマ アパートメント)
(出典:シラハマ校舎)
学校のコンバージョンは様々な関係があるので、簡単にはいきませんが、昨日お伝えした「Frot Bazaar」もそうですが、アパートのコンバージョンであれば、所有者の方の理解を得れれば、可能性としてあり得ますねー。
7「Sanctuary Olonana」
ここは、ケニア・マサイマラにある、自然の景観や動物達の生活を考慮して作られたマラ川沿いにたたずむキャンプロッジ。
オーシャンビューや高台などのロケーションは日本でも人気がありますが、これから注目なのが、リバービュー。
(出典:Sanctuary Olonana)
日本では旅館や民宿で川沿いの宿があります。
しかし、これぐらい川をメインビューとして作られた宿はまだまだ少ないです。
オーシャンビューや高台よりも安価で土地を探す事が出来るかも知れないので、これから土地を探す人は要チェックですね!
8「Margherita」
ここは長崎県五島列島にある、元国民宿舎をリフォームしたホテル。
新上五島町との共同事業として際コーポレーションさんが運営しています。
部屋数は29部屋。
これは島内にある教会の数と同じ。
どの教会も海を向いて建っていて、このMargheritaも海を臨む。
(出典:Margherita)
さすがは際コーポレーションさんの運営。
地元の食材を使ったレストランはとても参考になると思いますよ!
国民宿舎など、国や自治体の施設はロケーションの良い物件が多い。
規模が大きい施設は中々手を出しづらいですが、探すと小さい活用しきれていない物件も出てくる可能性はありますよ!
まずは出したいエリアの自治体の方から情報収集すると良いかも知れませんね。
9「HOTEL CYCLE」
ここは尾道にある、倉庫を改装した「ONOMICHI U2」にある、自転車ホテル。
店名から伝わるように、サイクリストの方の事を考えつくしたホテルです。
チェックインも自転車に乗ったまま。
部屋には自転車を掛ける事が出来るフックがあり、愛車を眺めながら寝る事が出来る。
U2内には地元食材を使ったレストランやバー、カフェ、ベーカリー、そして自転車屋さんまで揃っています。
しまなみ海道のサイクリングを楽しむベースとして大人気。
(出典:ONOMICHI U2)
自転車という要素を上手く取り入れた宿ですね。
今後はますます、こういった一点尖った、よりコンセプチャルな宿が注目されてくるでしょう。
10「箱根本箱」
ここは箱根にある、本屋でも図書館でもなく、旅館でもない、大人の秘密基地という宿。
本を通してライフスタイルを提案する「箱根本箱」全ての本はインテリアではなく、実際に買えるそうです。
(出典:箱根本箱)
単に泊まるだけではなく、この宿に行く理由のあるとても、コンセプチャルな場所ですね。
今後、間違いなく選ばれる宿に必要なものは「ONLY ONEのコンセプト」である事は間違いありません。
11「TAGIRI HOTEL」
ここは宮崎県串間市にある、元温泉民宿を代表自らの手でリノベーションした3部屋だけの宿。
元々千葉に住んでいた方が宮崎に移住してオープン。
(出典:TAGIRI HOTEL)
古い建物の外観はほぼそのまま。
懐かしさと洗練を融合させた雰囲気に、食事も充実。
大きな宿では味わえない、心地よいおもてなしは非常に参考になるでしょう。
12「コンセプチャルな宿まとめ」
コーベルジュを作るのに参考になる、面白そうな要素を含んだ、国内外、高級・プチプラ問わず、コンセプトのある宿をご紹介してまいりました。
如何でしたか?
日本にも星の数ほどの宿があります。
その中で生き残っていかなくてはなりません。
ましてや、田舎という人口も少ない場所で商売をするわけですから、簡単では無い事が想像できますね。
現在、旅館や民宿、ペンションの市場規模はどんどん減ってきています。
今までと同じように、ただ泊まるだけでの施設はこれからも減り続けていくでしょう。
今後は、ご紹介した宿のように、芯のあるコンセプトを持っている宿しか生き残れない時代がやってきます。
逆に考えると、次々と淘汰されるコンセプトの無い宿に反比例して、増え続ける国内旅行の需要や海外からの旅行者。
泊まりたいのに泊まりたい宿がない。
これはチャンスと言えるのではないでしょうか?
一緒にONLY ONEのコンセプトを作って、日本の観光を盛り上げていきましょう!
Let’s Start a Corberge !!