田舎でゲストハウスを開業したい人が飲食店も併設した方が良い理由

 

田舎でゲストハウスを開業したい人に飲食店を併設する方が良い理由をここではお伝えしていきます。

 

「今、地方の飲食店が注目されている!」


フードツーリズムという言葉をご存じですか?


~以下引用 出展「日本フードツーリズム協会」~

 

「地域ならではの食・食文化をその地域(土地)で楽しむことを目的とした旅」のことであり、欧米では広く普及しています。

 

あくまでも、「地域ならではの食・食文化を楽しむ」ということが旅の中心の目的であり、地域ならではの場所や人が関わる様々な体験によって、目的である食・食文化の価値が高まる旅。

 



 


~引用終わり~

 

このように、旅のスタイルが多様化されている現在、お客様のニーズで「食を楽しむ」と言うのが大変注目を集め始めています。



こんなご経験ありませんか?

 

山の中の旅館や民宿に行ったときに、マグロのお刺身やカニが出てきたり。。。

「ある。ある。」なのでは無いでしょうか?

 

ちょっと残念ですよね。。。

折角山の宿に泊まるなら、春は、裏山で採れた山菜の天ぷらだったり、夏は、近くの川で、朝釣ってきたヤマメの塩焼きだったり。

 

そんな、ちょっとした地元の食材が一番贅沢で、お客様が求めているものなのです。

 

だから、コーベルジュ(気軽に泊まれる飲食店)では地元の食材を徹底的に使っていくのです。

 

※コーベルジュとは?

 

 

しかし、「地元の食材」を使う。

 

と一言でいうのは簡単なのですが、実際にやってみると、これが大変。

 

希望している食材が取れなかったり、数が足らなかったり。。。



でも決して諦めないでください。

 

これが最大の強みになるのです。

なぜならば、これは大手では出来ない仕事だからです。

 

是非、知恵を絞って地元の食材を徹底的に使ってみましょう!



「人柄が最大の差別化」


お店を運営する上で、一番重要かつ唯一無二の差別化方法をお伝えします。

 

それは何だと思いますか?

 

 

答えは、あなた自身です!

 

 

 

 

 

これはどういう事かと言うと、今の時代、物や情報が溢れています。

 

そんな中、どうやってあなたのお店を選んでもらうのか?

 

商品や雰囲気、価格、サービスといった差別化要素を考えて提供する事はもちろんなのですが、

 

最後に行きつくところは「人」なのです。

良いサービスはマニュアルがあったり、勉強すればある程度身につきます。

 

良いサービスが出来るに越したことはありませんが、一番重要なのは、人柄です。

 

人柄は誰にも真似できません。

それこそが唯一無二の差別化になるのです。

 

「宿泊施設だけでも飲食店だけでもダメな理由」

 

 

宿泊施設だけでも、飲食店だけでもダメな理由。

 

それは何故かと言うと、ゲストハウスと飲食店を併設させる事で、お客様との接点を沢山持つことが出来るからなのです。

 

 

この接点の多さが後のリピーターに繋がっていきます。

 

 

私がpole poleを運営していたとき、特に重要視したのが、朝食の時間です。

 

夕食の時は忙しく、あまりゆっくりとお話しをする事が出来ません。

 

飲食店だけの場合だと、ここで終わり。

 

ましてや、宿泊施設だけだと、チェックインとチェックアウトの時ぐらいしか接点がなく終わってしまう事も多い。

 

その点、レストランでありながら、ご宿泊もしていただける施設の場合であれば、朝食が終わった後、お客様がゆっくりとされるタイミングがあり、そこがチャンス。

 

お客様も一晩同じ屋根の下で過ごしたからなのか、とっても距離が近づいているのがわかります。

 

その時に、どちらからいらしたのかとか、この地は初めてなのかとか、うちのお店を知ってもらった切っ掛けは?とか色々と聞けます。

 

話の流れでは、このお店をやろうと思った経緯など、私の事も色々とお話しをさせて頂いたりしました。

 

お客様と言うよりも、家族や友人と接するように。

 

ここでじっくりとコミュニケーションが取れたお客様はほぼ確実にリピートしてくれました。

 

中には、この地が気に入って、二回目で土地を探しに、そして三回目に契約、そして移住。

 

なんて方もいらっしゃいました。

 

このように、お客様とDRYな関係ではなく、WETな関係を築く事が出来るのが、飲食店を併設させる事なのです。

 

 

「飲食店を併設する5つのメリット」

 

ゲストハウスだけではなく「飲食店」を併設する事の5つのメリットお伝えします。

 

 

 

①差別化が図れる

②目的来店されるようになる

③参入障壁が上がる

④リピーター化させやすい

⑤喜びを実感

 

順に解説していきます。

 

 

 

①差別化が図れる

 

宿泊施設だけだと、基本的に設備で人を呼ぶ事しか出来きません。

 

例えば、近所に、あなたのお店より、更に良い雰囲気で、しかも安い価格の宿泊施設が出来てしまったらどうでしょうか?

 

こうなると集客が大変になるのが予想されますね。

 

その点、飲食店がある事で、他の宿泊施設とは差別化を図る事が出来るようになります。

 

季節の食材を使ったりする事で販促も打ちやすくなります。

 

 

②目的来店されるようになる

 

飲食店がある事で「あそのこあれが食べたい!」という、お客様があなたのお店に来ていただく理由になりやすくなります。

 

宿泊施設だけだと、基本的に「その周りにある何か」が旅の目的となるケースが多いのです。

 

言い換えると、周りのシーズンに左右されやすくなります。

 

例えば海の側だと、夏のハイシーズンは満室になりますが、それ以外のシーズンは厳しくなります。

 

その点、飲食店がある事で周りがオフシーズンでもお客様に来ていただく理由を作る事に繋げられます。

 

 

③参入障壁が上がる

 

地元食材を使ったメニューだったり、お客様に密着したサービスをすることで、大手が参入できない壁を作る事が出来ます。

 

宿泊施設だけだと、お金のある人であれば、だれでも出来てしまいます。

 

お金のある人=大手

 

と考えると、ぞっとしますね。

 

 

④リピーター化させやすい

 

先述しましたが、飲食店がある事で、お客様との接点が多くなります。

 

そうする事で、リピーターになっていただく為のコミュニケーションをとる事が出来ます。

 

これが飲食店を併設する事で得れる一番のメリットではないでしょうか。

 

リピーターが増える事で事業が安定していきますよ。

 

 

⑤喜びを実感

 

これは、あなた自身に対してのメリット。

 

飲食店は、「生産」と「販売」を同時に出来る数少ない仕事です。

 

何と言っても、お客様から目の前で「美味しいね!」とか「楽しかった!」、「また来るね!」と言っていただけると、何とも言えない幸福感を味わう事が出来きます。

 

独立、開業し、この喜びを実感しやすいのが飲食店なのです。

如何でしたか?

 

このようにゲストハウスに飲食店を併設させる事で得られるメリットは大きいです。

 

田舎で開業を目指すのであれば是非、飲食店を併設させましょう!

 

  
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